今後やってほしいトライCM

カテゴリ: [家庭教師のトライのCMについて]

以前の家庭教師のトライのCMに「MOTHER MをとったらOTHER、他人です」というキャッチフレーズのやつがありましたよね。あのCM自体はいまでも覚えているのですが、個人的にはあのCMには致命的な欠陥があるように思います。それは「どこの会社のやっているCMなのかが、全く印象に残らない」ということ。いくらフレーズが印象的でも、結果的に成約に結び付かないCMは、広告としては失格だと私は思います。

その点、現在のめがねをかけた青スーツのトライさんとハイジのCMは、内容や作りは平凡でも広告としては優秀だと思います。何しろキャラクターの名前がトライさんなので、どこの企業のCMかがばっちりわかります。その上、ハイジという親世代の心にピンポイントで訴えるキャラクターを使っているので、印象にも残りやすいです。

印象に残りやすく、しかもどこの企業がやっているのかわかりやすい。この条件を満たすCMって、意外とないですよね。インパクト重視で何を売るためのものなのかわからないCMが、最近多いような気がします。

今後トライにやってほしいCM

さて、今後トライにやってほしいCMですが、個人的にはやはり利用者の声が一番聞きたいと思います。といっても、ただ合格者の声を流すだけではほかの家庭教師派遣業者との差別化ができないので、ここはひとつ、トライを利用したけれど不合格だった人たちの意見も併せて流すというのはどうでしょうか。

成功者の体験談や自慢話は本やネットで探せばいくらでも探すことができますが、失敗者の後悔する話はなかなか聞けません。しかし、消費者が真に知りたいのは「どうすれば成功するか」ではなく「どうすれば失敗せずに済むか」だと思います。成功者と同じことをまねても成功するとは限りませんが、失敗者のまねをしないようにすればとりあえず失敗から遠ざかることができますしね。

そんなCMは前代未聞かもしれませんが、他人と同じような広告を打っていてはこの世界で長生きすることはできません。顧客を新たに手に入れるには、従来の発想とは違う、思い切ったアイデアも必要だと思います。

CMって本当に効果があるの?

……最後に身もふたもない話をしますが、今のテレビのCMって本当に宣伝効果があるのでしょうかね。最近はCMをカットしてくれるブルーレイレコーダーが売れているそうですが、それってつまり消費者の多くがCMという存在自体を嫌っているということですよね。

そのような状況下でも多額の費用をかけてCMを打つ必要が本当にあるのか……これまでなんとなくCMをうってきた企業は、そろそろ真剣に考える必要があるような気がします


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